悪人はDVDで観ちゃったしナ

吉田修一さん、この方出す作品、出す作品

どんどんとクオリティーが上がってます。

多分好みの問題もあるんですが、お気に入りの作家さんの1人です。

この方の作品はどれも素直に入ってくるんですが

短編とか200数十ページ位の短い物より

300ページ越えの長編の方が僕的には好みです。

都会の渇いた感じと地方、特に（九州）がもつ独特の地方空気感が

合間って物語は絡んでいきますが

どの作品も登場人物がキャラとしてしっかり際立っています。

「平成猿蟹合戦図」これが一番新しい作品なんですが

見事にこれもキャラがたっていてスラスラページが進んで

本当に400ページ以上あったかなと思う位に一気に読みきってしまいます。

只僕は実はこの方の代表作の一つである「悪人」を読んでないんですよね。

読みたい読みたいと思っていたんですが

何気に入った上海のビデオショップ"ムービングスター"で

思わず悪人のパッケージ手にしてしまったんですヨ。

裏を見ると出演者が演技派の個性的な役者さんいっぱい出てるんです。

主役の妻夫木聡さん、深津絵理さんの他に

松尾スズキさん、満島ひかりさんに樹木希林さんナドナドです。

しっかも中国なんで超安いんですヨ。

深津絵理さんが出演しているだけでも買いましたが

結局当たり前のように買って、当たり前のように観ちゃいました。

とても良かったんですが、そうなると読みたい原作が段々遠のいていきます。

でも読みたいんですが、悪人はDVDで観ちゃったしナと

いつも本屋で手に取るんですが買わず仕舞いです。

それでもまだ検討中です。

とにかくこの方の作品は読んだ事のない方には一度オススメします。

空気感がイイです。