必要悪
この本ずっ~っと読みたいと思っていたのですが
中々手に取る機会がなく
数日前とある本屋で目に飛び込んできました。
別の本を探していたのですが
そうだ、そうだ読みたかったんだと思い
発売してから1ヶ月以上たってようやく読みました。
"池井戸潤"さんの「鉄の骨」です。
タイトルからして建築物とわかりますが
まがいなりにも僕もそれにたずさわる仕事をしているので
興味がありました。
この方大学は慶応で職歴は三菱銀行
銀行退職後に出した作品「果つる底なき」で
江戸川乱歩賞受賞といわばエリートです。
「空飛ぶタイヤ」「オレたち花のバブル組」など
知識と経験と実力を兼ね備えた作家さんです。
読んでいても説得力がありフィクションかノンフィクションか分からなくなります。
今回は10月に発売された池井戸さんの新作「鉄の骨」ですが
いわゆる生きていく為には<必要悪>はなくならない。
システムは中々変わらない。を
テーマにしていると思いますが本当そうだと思います。
本の内容にはふれませんが今年の現在H21・11月30日(月)ですが
経済はまったく昨年の今頃と同じ状況になってきています。
円高株安デフレスパイラル物が売れず消費が上がらない
今年はアメリカで大統領交代・日本でも政権交代と少しは変化があり
期待もしました。
しかし経済に限っていえば目立った回復にはいたっていません。
昨年はリーマンショック!
今年は最近になってドバイショック!です・・・どうしましょ?
中国だけが経済が戻りつつあると言われ
それに付随して香港・台湾・シンガポール・マレーシアなど
華僑圏エリアはよくなってるといいます。
でも実際のところはわかりません。
日本や他と比べてという事で
経済が良くなってきているとはまた違うと思います。
だって僕香港にいても台湾にいてもそんな感じなかったもん。
一部の大金持ちはいるけどやっぱり景気は悪いと思いますもん。
根本的なシステムが変わんないと難しい気がしますもん。
今日のブログのタイトルにも書いたんですが
必要悪が正当化される事はないにしても
全て排除されたら大変な事になると思う。
何を書きたかったのか脱線してばかりでしたが
考え深い一冊でした。
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