国境が危ない！

"破門"で直木賞を受賞した"黒川博行"さんの作品ですが

この破門はシリーズ物で5作目にあたります。

数多くの作品を発表されていますが

中でもこの破門のシリーズ物「疫病神」シリーズは大人気で結構ハマります。

で、この疫病神シリーズですが

1作目の疫病神からこの5作目の破門までに10数年かかっています。

1997年疫病神

2001年国境

2005年暗礁

2009年螻蛄

2014年破門

実に17年です。

17年で1つのシリーズ物です。

まだまだ続くか？どうかはわかりませんが？

かなりの年数をかけたシリーズ物です。

そしてそれだけ年数かけてるので

古い本となってしまい中々本屋さんに置いてない場合があります。

 破門が直木賞をとったのでファーストである疫病神はわりとあるんですが

暗礁は上・下巻ありますがほぼ取り寄せてもらわないと書店でみかけるのは少ないです。

2009年と5年前の作品螻蛄にしても品薄状態らしいです。

問題は2001年に発表した国境です。

シリーズの2作目ですがほぼ書店で見かける事はありません。

この国境はすでに絶版で再販の予定もないんです。

ネットで中古を買うしかないんですが

小説としては珍しく中古でもプレミアついています！

それでも取引されています。

まさに国境が危ないです！なくなってしまいます。

僕は運良く新品を普通に手に入れそうですが

シリーズ5作全部読みたい人は意外と苦戦するかもしれません。

でも1作でも読んだら全作読んでみたくなります。

破門を読まれた方はそう思いませんでしたか？