重力ピエロ
僕は伊坂幸太郎さんの作品を読むのが
実はこの「重力ピエロ」が初めてです。
何で今更重力ピエロかというと
以前から伊坂さんの作品は
読みたい読みたいと思ってはいたのですが
ついつい書店では違う作品に手がのびてしまい
買わず読まず仕舞いでした。
理由としては僕あんまりミステリーという分野に
興味が薄かったからです。
しかし何かの雑誌に伊坂さんの書く作品は
普通のミステリーと違い
「オシャレ」で「近代的」で「文学の駆引き」的な要素が
人気を集めていると言うくだりを読んで
じゃあと思い今度は書店で迷わず伊坂さんにしようと決めました。
しかし「ゴールデンスランバー」「グラスホッパー」「チルドレン」
作品は数あれど何を読もうか迷いました。
アレやコレや手に取っているうちに
何となくピエロという響きが気に入り
この「重力ピエロ」を読んでみようと思い
書店で買い読みしました。
読んでない人もいるだろうし5月には映画化もされるらしいので
ここでは内容を書きませんが
たしかに独特な物語進行で
コテコテのミステリーとは少し違った作風です。
後2,3冊この方の作品読んでみないと
僕の中の好き嫌いは出てこないけど
印象に残ったのは同じキーワードを繰り返し
何回も何回も伝えるという事。
そうする事で脳に確実に記憶させていくという事
それが後でヒントになるか、先入観になるかという事だが
作品を通して繰り返し何回も何回も伝えるという行為は
日常生活でも本当はキーワードなのかもしれない。
単純な事だがこの作品を読んで大切なことは
最初からそこにあり、それを伝える為繰り返す
その意味の大切さや思いだったのかもしれないと思いました。
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